エリンギは手に入りやすく、どんな料理にも合わせやすいきのこです。
ですが「ゆで時間は何分くらい?」「下処理は必要?」と迷うこともありますよね。
ここでは初心者の方でもわかりやすく、エリンギのゆで方や保存、アレンジレシピまでまとめてご紹介します。
エリンギを美味しくゆでるコツ|下処理から茹で時間の目安まで解説
エリンギは正しく下ごしらえをすれば、食感や風味がグンと良くなります。ゆで方の基本をおさえておきましょう。
失敗しない!エリンギの基本ゆで方3ステップ
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エリンギは石づきの部分を切り落とし、縦に薄切りや短冊切りなど料理に合わせて好みの形に切ります。厚めに切ればコリコリとした食感が残り、薄めに切るとやわらかく仕上がります。
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鍋にたっぷりのお湯を用意し、塩をひとつまみ入れて沸騰させます。塩を入れることで下味がつき、ゆで上がったときに素材の旨みが引き立ちます。
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切ったエリンギを沸騰したお湯に入れ、1~2分を目安にさっとゆでます。色や香りが変わったらすぐに引き上げ、ザルにあげて湯切りをします。その後キッチンペーパーで軽く押さえて水気をしっかり取ると、料理に使ったときに水っぽくなりません。
洗う?拭くだけ?正しい下処理の方法
エリンギは基本的に水洗いは不要で、キッチンペーパーや乾いた布で表面を優しく拭き取るだけで十分です。土や汚れが目立つときは、包丁で薄く削ぎ落とすときれいになります。
どうしても気になる場合は手早く水でさっと流してからすぐに拭き取るようにしましょう。
サラダ・炒め物・スープでの茹で時間の違い
サラダでそのまま食べる場合は歯ごたえを残すために約1分が目安です。
炒め物の下ごしらえには1分半ほどがちょうどよく、火を入れたときに程よい食感が楽しめます。スープや味噌汁に加える場合は2分前後ゆでると柔らかくなり、出汁の旨みも引き立ちます。料理によって時間を調整すれば、食感の違いを楽しむことができます。
サラダに使うときは歯ごたえを残すために1分ほど。炒め物の下ごしらえなら1分半程度。スープに入れるなら2分ほどゆでるとちょうど良い食感になります。
余ったエリンギも安心!冷蔵・冷凍の保存テクニック
茹でたエリンギは保存しておくと忙しい日のおかず作りにも便利です。
冷蔵で保存するときの注意点と日持ち期間
清潔な保存容器や密閉できるタッパーに入れて冷蔵庫で保存します。
ポイントはしっかり水気を切っておくことです。水分が残っていると食感もべちゃっとしてしまうので、ペーパータオルを敷いて保存するのもおすすめです。
保存中はできるだけ早めに使い切り、冷蔵庫の奥など温度が安定している場所に置くと安心です。
冷凍保存のベストなやり方と解凍方法
食べやすい大きさに切ってラップに包み、空気をしっかり抜いてジッパー袋に入れると冷凍保存ができます。
調理するときは凍ったままフライパンや鍋に入れて加熱すればよく、解凍不要なので時短にもなります。もし自然解凍する場合は冷蔵庫に移してゆっくり解凍するのがおすすめです。
電子レンジでの急速解凍は水っぽくなりやすいので避けましょう。
作り置きで便利!お弁当や常備菜への活用法
ナムルやマリネにして保存しておくと、お弁当の一品や夕食の副菜としてすぐに出せます。
さらに甘辛く煮詰めて常備菜にしたり、和え物や炒め物の具材としてアレンジするのも便利です。
作り置きしておけば忙しい日の食卓に彩りを添えられます。
茹でたエリンギで作る簡単アレンジレシピ
毎日のごはんに取り入れやすいレシピをご紹介します。
定番人気!バター醤油ソテーで香り豊かに
バターと醤油で炒めるだけで、ごはんが進む一品になります。
お子さんにも人気です。仕上げに黒こしょうや刻みパセリを加えると風味がぐっと広がり、大人向けの味わいになります。
厚切りにしたエリンギを使えば、ステーキのような食感も楽しめます。
ネギと合わせたナムル風副菜でさっぱり仕上げ
ネギやごま油と和えるだけで、簡単でさっぱりとした副菜が完成します。
塩や鶏がらスープの素を少し加えると味に深みが出ますし、白ごまをふりかければ香ばしさがアップ。
冷蔵庫で少し寝かせて味をなじませると、より本格的なナムルの風味になります。
ほうれん草のごま和えに加えて食感プラス
ほうれん草と一緒に和えると食感にアクセントが出て、栄養バランスもアップします。
エリンギのコリコリ感が加わることで、普段のごま和えがワンランク上の副菜に。
しょうゆや砂糖の味付けを少し濃いめにすると、お弁当のおかずにもぴったりです。
お味噌汁やスープに入れてうま味アップ
スープに加えると、きのこの出汁が出て深い味わいになります。
特に玉ねぎや人参など甘みのある野菜と合わせると相性抜群です。
味噌汁なら豆腐やわかめと組み合わせても美味しく、コンソメスープならベーコンやキャベツと一緒に煮込むとボリューム満点の一杯になります。
鍋なしでラクラク!電子レンジでできるエリンギ調理法
忙しい日には電子レンジ調理がおすすめです。
レンジでの基本手順と加熱時間
耐熱容器に切ったエリンギと少量の水を入れてラップをし、600Wで1分半〜2分加熱するだけです。
加熱が終わったらすぐに取り出して全体を混ぜると、余熱で火が通りムラが少なく仕上がります。ラップを少し隙間を開けてかけると蒸気が抜けて吹きこぼれにくくなります。
切り方を変えれば加熱時間も調整でき、厚切りの場合は30秒ほど長めにするとちょうど良いです。
下味をつけてから加熱する簡単アレンジ
醤油や塩を少しふってから加熱すると、味がしみ込みやすくなります。
さらにごま油やオリーブオイルを数滴加えたり、顆粒だしやコンソメを少しふりかけてから加熱すると、短時間でも深みのある味に仕上がります。
仕上げにレモン汁を加えればさっぱりとした副菜に、七味唐辛子を振ればおつまみ感覚で楽しめます。
ゆでるだけじゃない!エリンギのおすすめ調理アイデア
エリンギはゆでる以外の調理法でも美味しく食べられます。
香ばしさが際立つ「焼きエリンギ」
オリーブオイルで焼くだけで、香ばしい香りが楽しめます。
両面をじっくり焼くと表面がきつね色になり、まるでお肉のようなジューシーな食感になります。
塩こしょうでシンプルに味わうのも良いですし、仕上げに醤油やバルサミコ酢を軽く垂らすと風味が増しておしゃれな一品になります。
サッと炒めて主役にも副菜にもなる「炒めエリンギ」
ベーコンや野菜と一緒に炒めれば、ボリュームのあるおかずになります。
バターやオイスターソースを加えるとコクが出て、ごはんとの相性も抜群です。
細切りにしたエリンギを使えば短時間で火が通り、シャキシャキ感を残したまま仕上げられます。お弁当のおかずや夕食の一品としても活躍してくれます。
ヘルシー志向にぴったりな「蒸しエリンギ」
蒸すことで油を使わず、素材の旨みをそのまま味わえます。
蒸し器や電子レンジを活用すれば手軽に調理でき、味付け次第で和風にも洋風にもアレンジできます。
ポン酢やレモンを添えればさっぱりと、ゴマダレをかければコクのある一品に早変わり。
読者の疑問を解決!エリンギ調理のQ&A
茹ですぎたらどうなる?食感や味の変化
茹ですぎると水っぽくなり、独特の歯ごたえが失われます。
短時間で仕上げるのがポイントです。
茹で汁は使える?スープや出汁として再利用するコツ
きのこの旨みが溶け出した茹で汁は、スープや味噌汁に使うと美味しくなります。
手軽に食べたいときの最短調理法は?
レンジ加熱がおすすめ。1〜2分で簡単に仕上がります。
まとめ|エリンギを上手にゆでて日々の食卓をもっと豊かに
エリンギは短時間でゆでられて、保存やアレンジもしやすい万能食材です。
基本のゆで方を覚えれば、毎日のごはんがぐっと楽しくなります。ぜひ気軽に取り入れてみてくださいね。